日本の高校生が韓国に留学する機会はまだあまりないので、興味はあるものの不安だという人も多いのではないでしょうか。そこで、この記事では、高校生が韓国留学するにはどのようなスタイルがあるのか、留学の目的やおすすめの時期、留学にかかる費用の目安と必要な語学力などについてくわしく解説していきます。
高校生の韓国留学のスタイル
まずは、高校生が韓国留学する際のスタイルを3つ紹介します。
交換留学
1つめは交換留学というスタイルで、高校生が留学する際のスタイルとしてメジャーなもののひとつです。簡単にいうと、韓国語の選択授業がある高校や韓国語コースがある日本の高校と韓国の高校とが、お互いに留学生を受け入れる制度を利用するスタイルです。
留学期間としては、数週間程度の短期から、半年～1年程度の中長期のものを実施している高校までさまざまです。国際交流を目的としているため、語学だけではなくさまざまな文化を学べることが大きなメリットだといえるでしょう。
ただし、交換留学生として選ばれるためには、各学校の定める言語能力や学業成績などの細かい条件をクリアする必要があります。
語学留学
2つめは語学留学というスタイルで、こちらも高校生の留学スタイルとしてメジャーなもののひとつです。このスタイルでは、語学堂という大学付属の学校に通って韓国語を学ぶことになります。語学堂の多くは大学内にあるので、大学施設を利用できることや、現地の学生と交流できるのが大きなメリットだといえるでしょう。
ただし、語学堂に通うには、基本的に在学中ではなく高校を卒業している必要があります。しかし、短期のプログラムを設定して高校生を受け入れている場合もあります。一方、民間の語学学校に夏休みなどの短期間だけ留学するという学び方なら現役の高校生でも可能です。
正規留学
3つめは正規留学というスタイルで、しっかりと韓国語が話せるようになることが大きなメリットだといえます。ただし、残念ながら高校生の受け入れ先はまだ少ない留学スタイルだといえるでしょう。
高校生が韓国留学する目的とおすすめ時期
ここからは、高校生が韓国留学する目的やおすすめの時期などについて紹介します。
留学の目的
留学の目的として一番メジャーなものは、やはり韓国語を学びたいというものです。また、韓国の大学に進学を希望している場合には、事前に体験や下見をかねて留学したいと考える人もいるでしょう。一方、K-POPに憧れてダンススキルを磨くために留学したい、美容大国である韓国でメイク技術を身につけたいといった人もいます。
いずれにしても、高校生が留学するには、家族をはじめ多くの人のサポートが必要なものです。まずは自分の留学の目的をはっきりさせて熱意を伝えると、周囲からのサポートも受けやすくなる可能性があります。
ここからは、韓国留学におすすめの時期を理由もふくめて2つ紹介します。
夏休みなどの長期休暇
1番メジャーなのが、夏休みや春休み、冬休みなどの長期休暇です。なぜなら、高校生が利用できる『韓国語言語文化プログラム』や『夏季・春季過程』などの大学主催プログラムの多くが、このような長期休暇に開催されるからです。
まとまった休みを利用して新たな学びにチャレンジした経験は、きっと大きな財産になるでしょう。まずは、短期で留学してみたいという人にもおすすめです。
高校卒業後
一方、先述した語学堂でしっかりと学びたい場合には、高校卒業後がおすすめです。なぜなら、大学付属の語学堂に入学できるのは、一般的に18歳以上か高校卒業後とされているからです。
また、今後韓国の大学へ進学することを視野に入れている場合にも、高校卒業後に本格的に留学するのがおすすめです。
韓国留学にかかる費用と必要な韓国語学力
最後に、高校生が韓国留学する際にかかる費用と必要な語学力について紹介します。
韓国留学にかかる費用
費用に関しては、学費、滞在費、エージェント利用の有無などによって変わるので一概にはいえません。しかし、目安として、1週間で約7～15万円、1か月で約15～40万円、3か月で約40～80万円、半年で約80～150万円、1年で約150～300万円が食費や寮代などの宿泊費をふくめた金額となります。
ただ、このほかにも海外保険料、往復の航空券、3か月以上滞在する際に必要なビザの申請費用、生活費などもかかることは頭に入れておきましょう。少し余裕をもって用意しておくと安心です。
高校生が韓国留学する際に必要な語学力
語学学校に留学するのならば、初心者レベルでも問題ありません。なぜなら、語学学校では初級から上級までさまざまなレベルの学生を受け入れているからです。
一方、大学付属の語学学校や語学堂でも、初級コースであればハングルの読み書きから教えてもらえるので初心者でも安心です。ただ、単位を取得するためにほかの授業も受講する必要があるような場合は、ある程度の語学力があった方がいいでしょう。
なお、上級クラスであれば議論なども行われます。いずれにしても、留学前に少しでも勉強しておくと、少し上のクラスが受講できる、コミュニケーションがとりやすいといったメリットがあります。
まとめ
高校生が韓国に留学する機会はまだあまり多くはありません。しかし、短期のプログラムを用意して受け入れてくれる大学や民間の語学学校などを利用すれば留学自体は可能です。この記事では、高校生が韓国留学するにはどのようなスタイルがあるのか、留学の目的やおすすめの時期、留学にかかる費用の目安と必要な語学力などについて詳しく解説しました。
正規留学したい場合や大学付属の語学堂に入りたい場合には、基本的に高校を卒業する必要があります。しかし、まずは留学を体験してみたいという場合には、長期休暇などを利用してチャレンジすることも可能です。
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引用元：https://jp.square-edu.net/
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