韓国留学を検討している際に、韓国の大学のレベルを知りたいと感じる人は多いはずです。韓国には名門大学が多数あり、ソウル大学や高麗大学、延世大学などは高い評価を受けています。およそのレベル感を知っておくと、受験の準備がしやすくなるでしょう。この記事では、韓国の主要大学と日本の違いや特徴を紹介しているので参考にしてください。
韓国における主要な大学
そもそも、韓国にはどのような大学があるのでしょうか。ここでは、韓国の上位に位置する、主要な大学について確認していきましょう。
SKY
韓国の主要な大学として、まず挙げられるのが「SKY」です。SKYとは、ソウル大学、高麗大学、延世大学の頭文字を取った総称です。これらは韓国の名門校として知られ、卒業生は政治、経済、文化などさまざまな分野で活躍するなど、就職や社会的な地位においても大きな優位性を発揮しています。
ソソンハン
「ソソンハン」も著名な大学です。これは、西江大学、成均館大学、漢陽大学の頭文字を合わせた呼称で、SKYに次ぐ名門大学として知られています。これらの大学も高い評価を受けており、とくに成均館大学はサムスン財団による支援を受けており、研究施設や教育環境が充実しています。
大学のレベルを客観的に比較するのは難しい
日本には「THE世界大学ランキング」や「QS世界大学ランキング」などの評価基準がありますが、これらは世界共通のデータにもとづくランキングではなく、必ずしも信頼性は高いとはいえません。
また、日本以外の各国にも独自の大学ランキングが存在しますが、同じように共通の評価指標によるものではありません。このことが、他国の大学とのレベル比較を困難にしています。各ランキングにおいて重要視される指標が異なり、研究成果、論文の引用数、国際性、学習環境など、評価基準も多岐にわたります。
一方、受験難易度に関しても、比較は困難です。受験する母数も異なれば、定員にも違いがあり、学力レベルも等しくないからです。たとえば、日本の大学入試も厳しい一方、韓国の受験競争はさらに過酷といえるものです。韓国では、大学入試が人生の大きな分岐点と見なされるため、必死で受験に向かっています。
しかし、受験の激しさと大学のレベルも、必ずしも一致しません。入試が大変だからといって、その大学が他国の同ランクの大学よりもすぐれているとは限らないためです。
日本の大学と比較した韓国大学の受験難易度
以上のように、日本の大学と韓国の大学を単純に比較することはむずかしいです。ここでは、韓国と日本の大学のレベル感を比較するために、参考までに世界大学ランキングと各国の大学進学者数から、難易度を探ってみましょう。
韓国の大学受験は見た目以上に厳しい
QS世界大学ランキング2023年度版では、東京大学が23位、ソウル大学が29位にランクインしています。このように、両国のトップ大学は世界的にも高い評価を受けています。
次に、2022年の日本の大学進学者数は約63万5000人で、韓国の大学進学者数は約43万人でした。韓国と日本の大学をさらに比較すると、ランキング上位5大学の進学難易度については、韓国の方がやや合格しやすく見えます。これは、韓国の私立大学が募集定員を多く設定しており、ランキング上位に位置する大学への進学機会が増えているためです。
しかし、単に大学のランキングや定員数だけでは、進学のしやすさを判断できません。韓国の上位校では、AO入試や推薦入試といった多様な入試方式が採用されており、これらの入試方式で入学する学生の割合が非常に高いです。その割合は、全体の7〜8割を占めるほどであり、試験を受験しての入学は相当厳しいといえるでしょう。
正確な情報を得ることが重要
このように、大学のレベルと進学数だけで韓国と日本の大学受験の難易度を決定することは困難です。それぞれの国で異なる入試制度が存在することも理由のひとつです。どちらの国でも、大学入試に向けた準備と努力が欠かせないことは共通しています。
しかし、韓国の上位校に進学するためには、学業成績だけでなく、多様な能力や経験も求められます。一方、日本の大学に進学するためには、高い学力と学力試験の結果が重要です。このような違いがあるため、韓国の大学を受験する場合、正確な情報を得て、早めに準備することが必要でしょう。
しかし、他国の大学であり、韓国語に精通していない方が多い日本人は何倍も不利です。情報を得にくい場合は、韓国の大学入試事情をリアルタイムに把握できる現地エージェントを活用しましょう。現地エージェントを利用することで、最新の受験要項や準備を把握できるため、大変有用です。ぜひ検討してください。
まとめ
韓国と日本の大学は、それぞれ独自の強みや特徴を持っています。韓国のSKYやソソンハンなどは、国内外で高く評価されており、日本の東京大学や京都大学と肩を並べる存在です。入試制度には大きな違いがありますが、どちらの国でも高い学力と努力が求められることは共通しています。
韓国留学を考える際には、両国の大学の特徴や入試制度を十分に理解し、自分に合った進路を選ぶことが重要です。困ったときは、韓国留学エージェントのサポートを活用すると、タイムリーに情報を得られるため、よりスムーズな進学準備ができるでしょう。
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引用元:https://jp.square-edu.net/留学SQUAREは韓国国内すべての大学留学に対応した韓国留学エージェントです。
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