韓国に留学することを決めたら、寮がない場合には自分で家を探す必要があります。しかし、言葉のよくわからない海外で詐欺やぼったくりの被害にあわないか心配な人も多いでしょう。そこで、この記事では、韓国での部屋探しの方法、契約前にチェックするべきポイント、部屋の契約後にやるべきことなどを紹介します。
韓国で家を探す方法
韓国で家を探すには、大きく分けてエージェントを手配するか個人で探すかの2パターンがあります。ここでは、それぞれの家探しのメリット・デメリットを紹介します。
エージェントを利用して探す
1つめは、エージェントを利用して探すという方法です。この方法の最大のメリットは、日本語で問い合わせができることです。また、希望の地域や予算に合わせて家を探せること、入国前に契約することが可能なのも魅力です。
一方、デメリットとしては、エージェント費用がかかることがあげられます。しかし、ほかの3つの方法に比べると、詐欺の被害にあうなどの心配がないため安心感があります。また、韓国語があまり話せない人や効率を優先する人にもおすすめの方法だといえるでしょう。
不動産屋に足を運ぶ
2つめは、希望の地域にある不動産屋に直接足を運ぶという方法です。大きなメリットは、気になる物件があればすぐに内見に行けることです。また、アプリでは出てこない物件を紹介してもらえるという点も魅力的です。
一方、韓国語が話せない人にとってはハードルが高いことや、現地でしか探せないためホテル生活が長くなりがちな点はデメリットだといえるでしょう。なお、同じような物件でも不動産屋ごとに条件が異なる場合もあるので、いくつかの不動産屋を比較するのがおすすめです。
家探し専用のアプリで探す
3つめは、家探し専用のアプリで探すという方法です。流れとしては、アプリで気になる物件をチョイスしてから不動産屋に連絡し、内見~契約まで進めていくことになります。この方法の大きなメリットは、希望の地域や金額をしぼれば、どこにいても気軽に探せることです。また、ざっくりとした家の状態が分かることもメリットだといえるでしょう。
一方、詐欺物件や写真の詐欺が多いことや、最終的には不動産屋に行く必要がある点はデメリットだといえます。また、不動産屋へ行くと見ていた物件よりも高額の物件を紹介されることもあるのでその点は注意が必要です。
知り合いに聞く
4つめは、日本人の知り合いに聞くという方法です。すでに現地に住んでいる日本人に大家さんを紹介してもらえば、安心感があるうえに仲介手数料も不要になります。この点は、大きなメリットだといえるでしょう。
一方、自分の希望する地域の物件が見つかりにくい点や入居のタイミングを合わせるのが難しいという点はデメリットだといえます。
部屋を契約する前にチェックするべきポイント
詐欺の被害にあうことやトラブルに巻き込まれることを防ぐためにも、部屋を探す際にはしっかりとした予備知識をつけておくことが大切です。ここからは、部屋の契約に進む前にチェックすべきポイントを4つに分けて解説します。
住みたい物件が競売にかけられていないか
1つめは、住みたい物件が競売にかけられていないかどうかです。なぜなら、もし、競売にかけられた物件を契約してしまった場合、物件が売れると入居中であっても追い出されてしまうことがあるからです。これは、不動産登記簿を確認すれば分かるので、契約前に不動産屋に頼んで見せてもらいましょう。
住みたい物件が信託ではないか
2つめは、住みたい物件が信託ではないかどうかです。信託の物件というのは、物件の持ち主が、入居の契約などについてすべて別の会社に委託しています。そのため、あやまって信託の物件を大家さんと直接契約すると、問題が起こったときに法的な保護が受けられない、トラブルになりやすいといったリスクが発生します。
なお、信託であっても入居等の権利を大家さんがもっている場合には、信託会社との同意書などがあるので事前に確認させてもらいましょう。
ガスの手続きができているかどうか
3つめは、ガスの手続きができているかどうかです。なぜなら、大家さんによっては、自分でガスの手続きをしなければならないパターンがあるからです。そのため、事前に確認しておくと安心です。
住宅賃貸借保護法について
4つめは、住宅賃貸借保護法についてです。韓国では、物件主は賃貸者保証保険に加入しています。そのため、大家さんの破産などによって入居中に物件が売られた場合には、入居者が優先的に保証金をもらうことができます。これを少額最優先返済権といいます。
なお、受け取り可能な保証金は地域ごとに異なるので事前に確認しておきましょう。
部屋を契約した後にやるべきこと
ここからは、部屋を契約した後にやるべきことを2つ紹介しましょう。
近くの住民センターで転入の申告をする
1つめは、近くの住民センターで転入の申告をすることです。持ち物は、家の契約書と外国人登録書となります。なお、住民センターで『確定日付』をもらえば、先述した少額最優先返済権が得られます。
在留届を申請する
2つめは、在留届を申請することです。この在留届は、万が一トラブルが発生した時の安否確認などに使用されます。オンラインでの申請も可能なので必ずしておきましょう。
まとめ
韓国留学で家探しをする際は、詐欺にあう可能性や高額の費用を請求される可能性があることを不安に思う人もいると思います。そこで、この記事では、韓国での部屋探しの方法、契約前にチェックするべきポイント、部屋の契約後にやるべきことなどについてくわしく紹介しました。
事前にある程度の知識をつけておくことで、詐欺やトラブルに巻き込まれることは少なくなります。ただ、韓国語に自信がない人や不安が大きい人は、エージェントを利用することをおすすめします。
それなりの費用はかかりますが、事前に住まいを決めることができ、詐欺やトラブルの被害からも守ってもらえるので安心して留学できるでしょう。なにより、日本語が通じるというのは大きなメリットです。ぜひ、参考にしてみてください。
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引用元:https://jp.square-edu.net/留学SQUAREは、韓国に留学する方専用のワンルームを用意してくれる韓国留学エージェントです。
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