
数週間から1か月程度で参加できる韓国の短期語学研修は、旅行とは異なるリアルな体験が可能です。実際に参加してみると、教室での学びだけでなく、現地での生活や人との関わりを通じて多くの発見があります。ここでは、短期語学研修に参加した体験談をもとに、現地で感じたリアルな気づきや印象に残った出来事を紹介します。
語学堂での授業と予想外の学び
短期語学研修は、韓国の大学に付属する語学堂で行われることが多く、日常会話を中心に基礎からしっかり学べるのが特徴です。実際に参加してみると、想像以上に濃密な学びの時間が待っていました。
授業の進み方とクラスの雰囲気
研修初日、レベル分けのテストが行われ、自分に合ったクラスに配属されました。1クラスは10人前後で、アジア・欧米など多国籍な学生が集まっており、年齢もさまざまです。
授業はすべて韓国語で行われ、初日は少し緊張しましたが、先生がジェスチャーやイラストを交えてていねいに説明してくれるので、徐々に理解が深まりました。授業は会話練習が多く、教科書の例文を暗記するだけでなく、実際に自分の言葉で話す訓練が中心です。
短期間でも効果を実感できる内容
平日は毎日3〜4時間の授業があり、午前の授業後は自由時間が取れました。復習や単語の整理に時間をかけることで、短期間でも自信を持って話せる表現が増えていくのを実感したのです。
実際に街中で注文ができたり、道を尋ねられたりしたときに、授業で学んだことが活かされる場面が多くありました。机の上の勉強ではなく、生活の中で韓国語を使うことで、学びが定着していく感覚がありました。
先生との距離が近く親しみやすい雰囲気
語学堂の先生はとてもフレンドリーで、授業中だけでなく休み時間や放課後にも声をかけてくれました。言葉に詰まっても否定せず、頑張って話そうとする姿勢をしっかり受け止めてくれるので、間違いを恐れずに発言できました。
先生と学生の距離が近く、和やかな雰囲気の中で学べたことが印象に残っています。
生活環境と文化の違いに驚きながら適応する日々
授業以外の時間は、現地での生活そのものが学びの場になります。住まいや食事、街の雰囲気など、日本との違いを肌で感じることができました。
戸惑うこともありましたが、それを乗り越えることで得られる達成感も大きかったです。
滞在先で感じた韓国ならではの特徴
滞在先はコシウォンと呼ばれる学生向けのワンルームで、ベッドと机、簡単な収納スペースがあるだけのコンパクトな部屋でした。最初は狭さに驚きましたが、必要最低限のものだけで暮らすことに次第に慣れ、身軽な生活の心地よさを感じるようになったのです。
トイレやシャワーが共同の施設もあり、最初は気を遣いましたが、使い方やルールを覚えるととくに問題はありませんでした。
食事の選択肢が豊富で外食が楽しい
韓国では、外食が手頃でおいしく、留学生にとって大きな魅力です。語学堂の近くには多くの食堂やカフェがあり、キンパ、プルコギ、ビビンバなどさまざまなメニューを楽しめました。
ある日、地元の学生に誘われて市場の屋台でスンデを食べたときは、その場の雰囲気や料理の香りから、まるで映画の中に入り込んだような体験ができました。食を通じて文化を感じることも、多くの学びにつながったと感じます。
公共交通機関の使いやすさに感動
地下鉄やバスは日本と同じように整備されており、T-moneyカードを使えば簡単に移動できます。駅の表示や案内も多言語対応されていることが多く、韓国語が初級レベルでも迷わず使えました。
休日にはクラスメイトと一緒に人気の観光地に出かけるなど、移動の自由度が高いことで、限られた時間の中でも多くの場所に行くことができました。
人との出会いと意外な気づきが留学を豊かにする
短期留学であっても、人との出会いは印象に強く残ります。同じ目標を持つ仲間や、現地の人々との交流を通じて、自分の価値観や考え方が変わる瞬間がありました。
語学だけではない学びが、短期研修の中には多く詰まっています。
同じ目標を持つ仲間との絆
同じ語学堂に通うクラスメイトとは、年齢や国籍を問わずすぐに打ち解けました。授業のグループワークや週末の自由時間を通じて、互いに教え合ったり励まし合ったりする関係が自然と生まれました。
帰国後もSNSでつながっており、学びを継続するモチベーションにもなっています。短い時間の中でも、本気で語学に向き合う仲間がいることは、何より心強い存在でした。
現地の人との小さな交流が心に残る
カフェで注文に苦戦していたとき、隣にいた韓国人のおばあさんがゆっくり話してくれたこと、スーパーで買い物をしていたら店員さんが韓国語を教えてくれたこと。
こうした何気ないやりとりが、言葉や文化を越えたあたたかさとして心に残っています。韓国語の語彙以上に、人とのやりとりを通じて「通じる喜び」を感じる経験ができました。
予想していなかった自分自身の変化
語学を学ぶだけのつもりで行った短期留学でしたが、実際には自分自身を見つめ直す時間にもなりました。知らない土地で、知らない言葉を使いながら生活する中で、自分の行動力や柔軟性を再発見しました。
完璧でなくても一歩を踏み出すことの大切さや、失敗を恐れずに挑戦することの楽しさを、身をもって感じました。短期でも、自分の中で大きな成長があったと実感しています。
まとめ
韓国の短期語学研修は、数週間という限られた時間の中でも、語学・文化・人との交流を通じて多くの学びが得られる貴重な体験です。語学堂での実践的な授業に加えて、現地の生活や人々との出会いを通じて、自分の考え方や行動にも変化が生まれます。食事や住まい、交通といった生活面も含めて、すべてが新鮮な刺激となり、語学以外の気づきも多くあります。初めての海外留学でも参加しやすく、短期間でも自分の成長を実感できる韓国短期語学研修は、多くの人にとって大きな一歩となるはずです。実際に行ってみて初めて感じた発見や驚きが、次の挑戦への原動力にもなります。留学に迷っている人こそ、まずは短期から試してみる価値があります。
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引用元:https://jp.square-edu.net/
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